日本に恋をするー歴史を巡る.奥浜名湖 「龍潭寺」井伊直虎ゆかりのお寺

静岡県浜松市奥浜名湖に建つ「龍潭寺」（りょうたんじ）さん。

本堂の中一つ一つ、お庭一つ一つ、細部まで美しく、歴史の重みと、澄みきった清々しさが同居するお寺です。

龍潭寺は、「井伊直虎」のゆかりのお寺としても知られ、井伊氏、元祖 井伊共保（遠江の有力武士）の菩提樹です。

その歴史は古く、奈良時代には行基菩薩が開創されています

「井伊直虎」は、二十二代.井伊直盛の一人娘。龍潭寺二世南渓お尚の計らいで女城主として井伊家を支えて、お家断絶の危機を救いました。

二十四代目の井伊直政は徳川家康に仕え、井伊の赤鬼と恐れられるほどでした。こちらの直政を後見人として養育したのが、井伊直虎です。

井伊直政は、のちに徳川四天王の筆頭に出世し、関ヶ原の戦いの後、彦根に移りました。

幕末井伊大老直弼が、開国の偉業を成し遂げ、龍潭寺は、その1000年余りを四十代の祖霊を祀る井伊氏の菩提樹として人々に歴史を伝えながら今日に至っています。

お庭も美しいので次回に続きます。

よき日をお過ごしください。