日本に恋をするー中津川の老舗「すや」さんの和菓子と、「末廣」さんの鰻

栗きんとんでおなじみの中津川の老舗「すや」さん

東海3県にお住まいの方なら、栗きんとんといえば「すや」さんと頭によぎる程、100年以上続く老舗、木曽路の入り口中津川に本店を構える和菓子やさんです。

すやさん、200年以上歴史をたどりますと、お名前のとおり、お酢のお店から始まったそうです。いつしか形を変え、和菓子やさんとして100年以上変わらず今も愛され続けているのがとても素敵です。

新しい未知のものに心ときめきますが、古くから続くものにも、歴史やストーリーを感じて心ときめきます。

どこかほっとするような安心感も。

未知を切り開き斬新に進化するものと、芯は変わらないけれど、時代に寄り添いながら爽やかに挑戦を続けて守り続けるもの、どちらにも良さがあり、素晴らしいなあと思っています。

地球にあるものが、もしも全て新しくてもつまらないし、全て古くてもつまらない。

歴史や時代の面影と、今と未来。

共存する世界はわたしにとってはやはり面白いことの一つです。

栗きんとんとクルミや栗こごり、甘すぎない、素朴で自然な味わいが好きです。
なんでしょう、この清々しい程のシンプル感。余白の美を感じます。
素朴の中の気高さが感じられます。

広い店内に、シンプルなこだわりの和菓子が少しだけそっと静かに並んでいます。

詫び寂びを感じました。

美しかったです。

中津川 すや

岐阜県中津川市中津川1296-1

午前8時から午後7時 木曜日定休

そしてこちらも中津川、鰻の末廣さん。

路地裏にある隠れた名店。

パリパリに焼き上げた皮とふっくらした身で、櫃まぶし美味しかったです。

櫃まぶし名物の街にいながら、うなぎをいただくときには長焼きを頼む事が多く、櫃まぶしを久々にいただきました。お出汁も美味しかったです。
きも好きなので、肝は最初に頼みます。
鰻の骨はカルシウムいっぱい。カルシウムをたっぷりとって、骨太で丈夫な人に。

従業員さんも沢山いるなかで、大将みずから櫃まぶしの説明や、帰りに見送りをしてくださるような気さくな方で、創業65年だそうですが、長く愛される秘密が少しわかったような気がしました。

きっとすぐに100年を軽々越えて、さらに愛され続けるんだろうなあと。

また是非立ち寄りたいなと思いました。

中津川 うなぎ末廣

岐阜県中津川市太田町2-5-34

午前11時30分から午後2時

午後5時30分から午後8時30

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